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施工例

大理石の玄関土間全体が、あまりに茶色く汚れ、たくさんの深いキズが

玄関土間の大理石(ビアンコ)の原状回復の依頼が


あるマンションの玄関の土間に大理石(ビアンコ)が敷いてあるのですが、ほとんど清掃をしていた形跡もなく汚れとキズがかなり深く付いてしまっています。

更に、ビアンコ特有の黄変(サビ)の症状も出ていて、シミ抜き湿布とダイヤモンド研磨をし、最後に中性のサビ抜き剤を湿布して、工期1日間だけで抜ける範囲の施工を行いました。


1-1.simodaiyakenma.JPG


玄関土間大理石をお手入れしないと


マンションの原状回復を専門している業者様より、賃貸している入居者が出たので次の入居前に玄関土間のシミ抜きと研磨の依頼を受けました。

いつもは、シミ抜きだけの依頼が多いのですが、今回はシミ抜きと研磨の依頼まで受けたので、全面が汚れているのだろうと想像して現場に行きました。

玄関のドアを開けた途端、とても高級マンションとは思えないくらい汚れていてまず驚きました。
玄関ドアに行くまでに、アプローチの廊下には、カーペットが敷いてあるのでこれほど汚れが付くのは珍しくて、更に傷もたくさんついていて、以前住んでいる方は、ほとんどお手入れしていないと想像できます。


まずは湿布とダイヤ研磨施工から


さて施工ですが、まず始めに、漂白等の湿布を2時間して表層の汚れ分を取り除いていきます。、それからダイヤモンド研磨施工に入りました。

キズが、かなり多くて、全体的に光沢も全くないので、#400でしっかり下地を作っていきます。それから段階的に番程を上げていき、最終#8000仕上げにします。


ここまでは、どの現場でも大体同じ工程で、普通はここまで行うと新築時と同じくらいに復元します。


研磨後に残った黄変はサビです


今回は研磨完了後、十分に大理石を乾燥させても、ビアンコ特有の黄変(サビ)が残っているので、最後に中性のサビ抜き剤を床全面へ、時間ぎりぎりまで長く湿布しました。(サビに反応すると紫色に変化します)


2-1.simo sabisippu.JPG

他の部屋を見ていないので何とも言えませんが、施工箇所が3階で、内部に廊下があり雨水等が侵入しにくいのでこれだけ黄変しているのは、玄関土間部分が常に湿気た状態で放置されていたのではないかと思います。

サビが再発する環境が変わらなければ再度発生する可能性も高いですが、入居前に白い大理石が黄ばんでいると、見た目の印象が良くないので出来る限り長く湿布してサビを抜いていきました。


結果は、全く消えたとは言えませんが、気にならない程度まで持ってくることが出来ました。

大理石の玄関土間全体が、あまりに茶色く汚れ、たくさんの深いキズが
1.施工前の玄関土間 茶色くてツヤは全くありません

1.施工前の玄関土間 茶色くてツヤは全くありません

大理石の玄関土間全体が、あまりに茶色く汚れ、たくさんの深いキズが
2.表層の汚れ取り湿布

2.表層の汚れ取り湿布

大理石の玄関土間全体が、あまりに茶色く汚れ、たくさんの深いキズが
3.ダイヤモンド#1500研磨

3.ダイヤモンド#1500研磨

大理石の玄関土間全体が、あまりに茶色く汚れ、たくさんの深いキズが
4.ダイヤ研磨#8000後+サビ抜き湿布後

4.ダイヤ研磨#8000後+サビ抜き湿布後

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