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施工例

赤御影石本磨きの池の水アカ除去研磨施工

外構の赤御影石本磨き仕上げの池に10年来の水アカが白く帯状に

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あるマンションの池が10年以上の経年によって、水アカの層がしっかり出来上がってしまい
水面に沿って7cm以上の太い帯が出来てしまっています。

スクレーパー等で物理的に厚膜を除去後、ダイヤモンド研磨で石目に入り込んだ水アカまで
除去し、赤御影石本来の輝き面を出し、最後に防汚を兼ねたウェットコートを施してスッキリとした
仕上がりになりました。


水アカの白い帯がずっと気になっていました


マンションの管理組合の理事長様からのご連絡で、定期的に池の洗浄は行っているのですが、水面に当たる水アカの層が年々太い帯になっているのが気になっていたようで、理事長に就任した時に、
「前から気になっていた、池の水アカの汚れをを何とかしたい」とのことで弊社に施工の依頼がきました。

確かに、現地に行ってみると、水垢の帯の幅がかなり太くて驚きました。
一般的に水位は一定しているのでこんなに幅広く水アカが付くことは少ないので不思議でした。


理事長様には、テスト施工で水アカが除去できるのを確認して頂き、経年で石自体の劣化もあるので、赤御影石本来の赤味を更に出すためのウェットコートを塗布するまでの工法をしましょうという提案をさせていただきました。


白く太い帯状の汚れの原因は塩素


20年近い経年でこのように幅広く水垢の層が出来上がってしまったようです。
管理人さんに、現在の状況を聞いてみると、夕方には、池の水の循環を止めてしまい、それで水位が少し下がるようです。

池の場合、藻の発生を防ぐため塩素が入っているので、壁際は濡れたり乾燥したりを繰り返して
白い塩素のカルキ分が層を作ってしまいます。
これで、白くて太い帯のよごれの原因が判明しました。


赤御影石本来の赤味が復活しました

IMG_6467.JPG

本施工は、定期的な池の清掃と、その後の水の入れ替え時を行う前に実行することに決まりました。

まず、水をしっかりと抜いてから、スクレーパー等で水アカの厚い層を除去していきます。厚い層は比較的刃にしっかりと当たるので良く取れますが、水アカの薄い層は刃によく当たらず滑ってしまいますので、出来る限り表層を薄くした後にダイヤモンドを取り付けたハンドポリッシャーで水アカを研磨して完全に取り除きます。

石目があるので、目に食い込んだ水アカもこのダイヤモンド研磨で取っていきます。
最終的には赤御影石本来の赤味がよみがえってきました。

最後はウェットコート塗布ですが、石用ウェットコート剤は、水分に触れると白濁してしまうので水回りで使用するときは注意が必要です。
よって、翌日まで、放置して赤御影石を充分に乾燥させます。

翌日、天候がいいのを確認してからウェットコートを塗布して完了しました。

理事長様にも確認して頂き、「綺麗に仕上がりました。ありがとうございます」といって頂き無事完了できました。


池等の水回りで天然石を使用する場合、どうしても水アカの付着は避けられないので、長く石本来の美観を保つならば、20年という長い経過ではなく数年に一度の割合で清掃が大切ですね。 

そうすれば、水垢の層も薄く比較的簡単に清掃可能なので時間もコストもあまりかからないかと思います。
赤御影石本磨きの池の水アカ除去研磨施工
1.赤御影石に付着した白い帯状の汚れ

1.赤御影石に付着した白い帯状の汚れ

赤御影石本磨きの池の水アカ除去研磨施工
2.スクレーパーにて、物理的除去

2.スクレーパーにて、物理的除去

赤御影石本磨きの池の水アカ除去研磨施工
3.ダイヤモンドによる最終研磨

3.ダイヤモンドによる最終研磨

赤御影石本磨きの池の水アカ除去研磨施工
4.施工完了後

4.施工完了後

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