施工例

大理石は石灰質系なので、炭酸系飲み物やレモン・ドレッシングなどの酸性質のものによって、大理石の上にこぼした瞬間に、石表面が溶けてツヤが飛んでしまいます。

このようなツヤボケは、よく「シミが付いて取れないので、何とかしてほしい」と依頼を受けるのですが、実際には「シミ」ではなく、この表面の光沢が無くなっている状態であることがほとんどです。こうなると、対処方法としては、ダイヤモンド研磨で再生していく以外にありません。

全体を、大きめのポリッシャーで研磨していき、仕上げの段階で、ハンドポリッシャーを使用し、最終仕上げにバフ施工を行い完了となります。

大理石の場合、このような酸系の物に対して効果的なコート剤が無いので、飲食をする場合は、注意が必要です。こちらのお客様は、「今後飲食をする場合は、透明なビニールシート（テーブルクロス的なもの）をかける」とおっしゃっていました。