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施工例

浴室内の白大理石の壁が茶色に変色!

浴槽内の白い大理石が毎日の使用で茶色く変色

マンションの浴室の大理石の壁がビアンコ系の白い大理石なのですが、長年の使用で、茶色い色に変色してしまっています。

石中に鉄分が多く含まれていて、石が濡れることによって、少しづつ酸化していってサビとして黄変しているようです。

1.□.jpg

大理石は、アルカリ質なので、サビ抜きには有効な酸性系の洗剤だと、大理石の光沢も溶けて無くなってしまうので中性タイプの洗剤を選択することにします。



本施工

中性」タイプのサビ抜き剤を塗布すると、サビのある部分に反応して紫色になるのが特徴的です。

大理石内の鉄分が、石の表層にあるのか、奥深くに入り込んでいるのかがうまくつかめないので、中性の洗剤を塗布してから1時間以上の湿布をして様子をみます。

1時間くらい経って、すすぎ洗いをしてみると、一度目では、まだ茶色い色が残っていて、石目深くまでも鉄分が潜んでいると判断出来て、もう一度サビ抜き剤を塗布していきます

2度目も1時間以上の湿布を行いまして、かなりいい感じの仕上がりになってきました。

4-1.□.jpg

しかし、お風呂場で水回りのところなので、ここですぐにコート塗布せずに2週間ほど様子見になりました。


5.週間後.2□.jpg
2週間後の写真(思ったよりも茶色が戻っていません)


一部分、数枚テスト的に浸透性のコートを塗布した部分は、サビの戻りが遅いので効果は出ているようです。

よって、さらに、2週間後の様子をみて結果が良いならば、もう一度、サビ抜きの再施工を試みて、浸透性のコートまでを塗布するよう工事が進んでいくようになるかと思います。

浸透性のコートによって水回りでも石が濡れにくくなってサビが再発しないようにするために、シミ抜きをしっかり行い、その後の、コートがしっかりと浸透するように乾燥期間をしっかり取っていけるように打ち合わせをしていきたいです。
浴室内の白大理石の壁が茶色に変色!
1.大理石に発生した、サビによる茶シミ 

1.大理石に発生した、サビによる茶シミ 

浴室内の白大理石の壁が茶色に変色!
2.中性のサビ抜き剤を塗布

2.中性のサビ抜き剤を塗布

浴室内の白大理石の壁が茶色に変色!
3. 1回のサビ抜きではまだ残る

3. 1回のサビ抜きではまだ残る

浴室内の白大理石の壁が茶色に変色!
4. 2回目完了後

4. 2回目完了後

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