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施工例

石材シミ抜き(御影石の油シミ抜き)

 本日の石材メンテナンスは、オフィスビルの正面入り口の床石に、濡れジミが出来てしまい、普通の洗浄では取れなくなってしまった現場からです。

 御影石のバーナー仕上げの場合、鏡面仕上げよりも、吸水性が高くなるために、飲み物をこぼしただけでもシミになりやすい性質も持っています。

 今回のように油は放っておくと、更に、石目の深くに入り易く、一度シミになると抜けにくいので厄介です。

 油シミが出来た後に、いろいろ洗浄を行ったようですが、数日たっても、濡れ模様が取れなかったので、、今回シミ抜きの依頼が来ました。


油シミが出来てしまう、ベスト5は、

1、バイクなどのエンジンオイルのシミ

2、ゴミだし袋に穴があいている場合の、油シミ

3、ドア回りを磨くステンレス磨き用のシリコンオイル

4 自動扉の点検時に使用する機械油

5、嘔吐等です。

今回の現場の場合、何が原因かは特定していませんが、

油シミは、一般的にアルカリ洗剤で除去していきます。

 アルカリ洗剤も、植物系の油、鉱物系の油で使い分けしますので、何で出来たシミか判明しない時は、あらゆるアルカリ洗剤と、その他シミ抜き剤で対応していきます。

 嘔吐の場合は、油のシミ以外も含まれているので、いろいろテストしながらの対応になり時間がかかります。

 今回もまず、アルカリ洗剤で表面を洗浄後、薄く残ったシミの原形を取っていくために、シミ抜き剤を塗布し、この工程を繰り返していき少しずつ抜いていきます。

 最後に、すすぎ洗いと表面調整をして完了となります。

 油シミは、見つけたら、放置することなく、すぐに拭きとりましょう。(液溜まりが無くなるくらいまで吸ってしまうと、かなり浸透して、油抜きも時間がかかってしまいます)


石材シミ抜き(御影石の油シミ抜き)
油シミ 施工前

油シミ 施工前

石材シミ抜き(御影石の油シミ抜き)
シミ抜き剤塗布

シミ抜き剤塗布

石材シミ抜き(御影石の油シミ抜き)
薬品を変えてシミ抜きを行う

薬品を変えてシミ抜きを行う

石材シミ抜き(御影石の油シミ抜き)
シミ抜き完了後

シミ抜き完了後

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