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施工例

ライムストーンの壁にテープ糊痕の濡れジミが

ライムストーン(モカクリーム)壁に飾りつけの糊で濡れジミが発生

あるマンションのエントランスの壁がライムストーン(モカクリーム)で、ハローウィンに合わせて、糊で飾りつけをしたのですが、糊の成分が石目深くに入り込んでしまい、飾りつけの形のままの濡れジミが付いてしまいました。

糊の成分を分解するための薬剤を10回位繰り返しの塗布をして、表層の糊成分を除去してから最後にシミ抜き剤や漂白剤を塗布してなんとか目立たないまでの持ってくることが出来ました。


1-1-1.ハロウィン施工前.JPG


「ハローウィンが終わったらすぐに、石のシミ抜きに入ってもらえますか?」


ホームページをご覧のお客様より、「マンションのエントランスの壁にシールを貼ったですが、その飾りつけのまんまのシミがついてしまい、何をやっても取れないので一度見てもらえませんか」
という問い合わせが入りました。


現地調査に行ってみると確かに糊付けした場所にしっかりと濡れジミが出来てしまっています。

ライムストーンの中でも特にモカクリームは、吸水率が高くて、濡れ色のシミになりやすい傾向があります。
シミが、石目深くに入り込んでしまうのでシミ抜きは結構厄介になります。



まずはテスト施工で判断をして薄くなることの確認


糊のシミの場合、糊の成分を完全に分解しないと、シミの原形がなくなりません。
よって、糊にあったシミ抜き剤を選択していきます。

テスト施工をしてみたら、表面の濃いシミが薄くなることを確認しましたので、このシミ抜き剤を選択しました。

1-2.1ハロウィン施工中.JPG


本施工では、溶剤で石の表面に残った糊成分を取り除いていきます。
それから、浸透していくタイプの糊用の剥離剤を塗布して、石目深くまで入った糊を分解していきます。 

とても一度では取り切れないので、繰り返しの施工になり、多い所では、10回以上もシミ抜き作業を繰り返していきます。


表面の原形がぼやけてきたところで、シミ抜き剤や漂白剤を塗布して仕上げに入っていきます。
この作業を繰り返していき何とか目立たないくらいまで持ってくることが出来ました。


1-4.ハロウィン施工後.JPG



ライムストーンは、セロテープの糊でも放置するとしっかりと長方形の濡れジミが出来てしまうので特に注意してください
ライムストーンの壁にテープ糊痕の濡れジミが
1.モカクリーム浸み込んだ糊の濡れジミ

1.モカクリーム浸み込んだ糊の濡れジミ

ライムストーンの壁にテープ糊痕の濡れジミが
2.糊用のシミ抜き剤を塗布

2.糊用のシミ抜き剤を塗布

ライムストーンの壁にテープ糊痕の濡れジミが
3.その他のシミ抜きや漂白を繰り返す

3.その他のシミ抜きや漂白を繰り返す

ライムストーンの壁にテープ糊痕の濡れジミが
4.シミ抜き施工後 何とか目立たなくはなりました

4.シミ抜き施工後 何とか目立たなくはなりました

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