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施工例

御影石の本磨きの壁に油のような濃い濡れジミが

御影石外壁に油をかけられたような濡れジミが


ある建物外部の外壁に油をかけたような濡れジミが発生しています。

油は石目に入り込んでしまうと、しっかりと濡れ色が出来てしまうので、油抜き用のシミ抜き剤で湿布をして最後にアルカリ洗剤を使用してシミを抜いていきました。


1-1.odakyu mae.JPG



「外部の壁に油をかけたようなシミが出ていますが抜いてほしい」

以前、あるマンションでエントランスに点々と付いた油の濡れジミを除去した管理会社様かからのご紹介で、「新築ビルの外壁に油をかけられたようで、濡れ色のシミが出ていますが抜けますか?」という問い合わせが入りました。


状況をもう少し見極めたいので、まずは写真を送っていただきました。
確かに、油が壁に飛んでそのまま下に流れたような縦ラインの濡れジミが出ています。

油は粘度もあり御影石の石目に入り込むと濡れ色のシミを作り、水溶のシミと違い乾燥しないので濡れたままになってしまい厄介です。



まずはテスト施工にてシミ抜き可能かの判断


担当者と現地でお会いして、さっそくテスト施工をしました。
シミが一番濃く出ているところでテストを出来るとシミ抜き可能かの判断がしやすいので、
今回は、根石部分をテスト施工をして抜けるのを確認しました。


そして、日程を調整して後日本施工を行いました。


本施工

油シミ部分のすべてに油抜き剤を塗布してからしばらく放置していきます。
約1時間後くらい経った後、油抜き剤をすべてを取り除き綺麗にすすぎ洗いをします。


一度の施工で抜けない部分へは再度同じ施工をして、それでも抜けない部分へは他の洗剤を使用してみます。

3.odakyu alcari.JPG

油シミに有効な石用のアルカリ洗剤を塗布して温めて洗剤の反応を高めて抜いていきます。
こちらも何回か繰り返して何とか目立たないくらいに仕上げることが出来ました。



油汚れには浸透性のコートの塗布は、床面ではあまり効果がなくて、濡れジミを作ってしまうことがありますが、

壁面では、フッ素樹脂の多い浸透性のコートを塗布しておけば、サラサラした油ならば、弾いて下に流れていくので今回のような濡れジミはかなり防げるかなと思います。(要テスト施工ですが)
御影石の本磨きの壁に油のような濃い濡れジミが
1.油をかけたような垂れた濡れジミ

1.油をかけたような垂れた濡れジミ

御影石の本磨きの壁に油のような濃い濡れジミが
2.油抜き剤塗布

2.油抜き剤塗布

御影石の本磨きの壁に油のような濃い濡れジミが
3. 2次洗浄アルカリ洗剤使用

3. 2次洗浄アルカリ洗剤使用

御影石の本磨きの壁に油のような濃い濡れジミが
4.シミ抜き完了後

4.シミ抜き完了後

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