施工例

ある社員寮で、浴室の改修工事が予定されていて、交換できるところは新規に入れ替えなのですが、既存部分をそのまま使用するところは洗浄で済ますということになりそうで弊社へ見積依頼が入りました。

写真をいただきましたが、どの程度の汚れが取れるかを確認するためにテスト施工へ行くことにします。

テスト施工

特に浴室で目立つ汚れは、浴槽の笠石になります。

常に水がかかるところで、濡れたり乾いたりする部分です。

そ例外は、浴槽の立上り部分と、洗い場床になります。

(浴槽立上りタイルの水垢汚れ）

（↑テスト洗浄後）

浴槽と同じで常に濡れたり乾いたり、また、洗い場床の場合は、水の流れる部分が決まっていて、その部分に特に水垢や皮脂汚れ石鹼カス等が付着して白くなります。

まずは笠石部分のテストから。

出来るだけ物理的に削ることが大切です。
その後は、ダイヤ研磨をしたり、洗剤を使用したりして、本来の下地を出していきます。
本施工では、最後に、ウェットコート塗布をすると綺麗な黒御影石の黒味が蘇ります。

次に、洗い場床のテストです。
黒の玄昌石です。
床石の場合は、歩行があったり、体を洗ったりしますので、汚れが複合的になります。
水垢汚れ・石鹼カス汚れ、　皮脂汚れが付着しています。
よって、洗剤も酸性・アルカリ性と使い分けて洗浄していきます。

こちらも本施工では、最終的にウェットコート塗布をする方が切れに仕上がりますし、汚れ防止にもなります。

黒系の石の場合は、ウェットコート塗布をするとかなり色味が蘇るので提案させていただいております。