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施工例

赤御影石バーナー仕上げ床にウェットコートを塗布して美観アップ

 赤御影石のバーナー床にウェットコート塗布で石の模様がしっかり表れた仕上げに


あるマンションの大規模修繕工事の一環でエントランス周辺の御影石バーナー仕上げの床部分もリニューアル工事をすることになり、10年来の汚れを完全除去した後に、ウェットコートを塗布して、石の模様をはっきりと見せる仕上げを行いました。


 モップ清掃は、床面全体に汚れを蓄積させる原因に

マンションのエントランス周辺の床材に、赤御影石のバーナー仕上げの床石が貼ってあるのですが、長い間、清掃はモップ仕上げがほとんどのためか、全体的に汚れが付いてしまい、赤御影石の石目が消えてしまうくらいに汚れの層が出来てしまっています。

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今回、大規模修繕工事の一環で、エントランス周辺も美観アップをするということで、ウェットコート仕上げの依頼が入りました。

昨年、現調を兼ねてテスト施工をしておりまして、大体の施工要領はつかんでいましたので、洗剤の濃度等も十分に把握していました。


  本施工で大事なことは、住人の方の歩行の確保のための養生

マンションということもあり、まずは、歩行の確保が大切になってきます。 出入口は、他にもあるようでしたが、車いすで通る方もいるということなのでメインの風除室も使用できるように半分ずつ洗浄していきます。

汚れの層がかなり厚いので、まず、施工範囲に洗剤を塗布して10分くらい放置して、、石目深くまで入り込んだ汚れを浮かしていきます。

それから、研磨剤入りのブラシでポリッシャー洗浄してきます。

洗浄後、十分にすすぎ洗いをしてバキュームで乾燥させていきます。その日は天気が午後から悪化するという予報でしたので、石の表層は乾燥してくるのですが、目地部分は石より少し低い部分にあるせいか、なかなか乾燥してこないので、トーチ(簡易バーナー)で乾燥させていきます。

3-1.nakagin mejikanso.JPG

  仕上げのウェットコートは速乾タイプを選択

それから、ウェットコート塗布を行いますが、一般的にコート剤の乾燥時間は、夏場でも3時間以上必要なのですが、風除室で、住人の方にもあまり長い時間の拘束は良くないので、今回は30分くらいで表面乾燥を起こすウェットコートを選択しました。


4-1.nakagin coathanbun.JPG


全面塗布後には、ウェットという名前のように、しっかりと濡れた感じの仕上がりになり、更に石の模様がはっきりと表れてきました。


  今後の日常清掃等は?

今後は、モップ清掃は避けて頂き、砂やほこり等の汚れは乾式の掃除機で吸い取って行くようにします。 しかし、動線部分は歩行で汚れていくので、その部分だけをブラッシングや定期清掃でナイロンブラシを使用したポリッシャー洗浄をしていくと、施工前のような全体的に汚れていくということはなくなるかと思います。

赤御影石バーナー仕上げ床にウェットコートを塗布して美観アップ
1.風除室のモップ等による全体的な汚れ

1.風除室のモップ等による全体的な汚れ

赤御影石バーナー仕上げ床にウェットコートを塗布して美観アップ
2.洗浄中

2.洗浄中

赤御影石バーナー仕上げ床にウェットコートを塗布して美観アップ
3.ウェットコート塗布

3.ウェットコート塗布

赤御影石バーナー仕上げ床にウェットコートを塗布して美観アップ
4.ウェットコート塗布完了

4.ウェットコート塗布完了

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