施工例
大理石のエフロ現象(粉噴き現象)
年2回の定期研磨施工に入っている現場からです。
1月と7月の2回に分けて入ってるのですが、梅雨の時期の今回は写真のような粉噴き現象が特に激しいです。
時期的に水分が石の裏面に回りやすいためにこのような症状が所々に発生しているだと思います。
文化会館なので、管理している担当者様は、「いつも大理石がピカピカしている状態を保ちたい」とのことで、定期清掃業者が変わっても、弊社をご指名して頂き、かれこれ10年以上も続いている定期研磨です。
日常清掃では取りきれないエフロが、ゆっくりと蓄積するので、だんだんとモップ等で拭くだけでは取りきれない厄介な汚れになってきます。
原因は、床石の下にピットがあり、常に結露がたまっているのと、外側の地面が、内部の床石の高さとほぼ同じなので、建物内にも水分等が入り込んでいるものだと思われます。
特に、激しくエフロが出ているのが窓側なのもうなずける気がします。
エフロの除去施工は、出来るだけ乾式の研磨方法で物理的に取っていきます(石を濡らしたくない)。
それから、ダイヤで素早く表層のエフロを除去して、ツヤを戻していきます。
しっかりと、外の風景が反射しているのが分かりるようになりました。
そろそろ10年も経つので、予算が取れるようならば、浸透性の吸収防止剤を塗布したほうが、既存の物件で完全に効くかは断言できませんが、石の保護という意味合いではおすすめしたいところです。
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