施工例
エントランスのタイル床で転倒者、防滑処理剤ですばやくノンスリップのタイル仕上げ
老人ホームのエントランスのタイル床で転倒者。すぐに防滑処理の依頼が
老人ホームのエントランスのタイル床で転倒者が出たとこので、工務店様より防滑処理の依頼が入りました。
最近の雨天続きで、タイルが常に濡れていて転倒者が出てしまったようです。老人ホームという施設柄、タイル全面に防滑処理剤を施して、タイル自体の摩擦係数を上げる工法をとって、滑りにくいタイル仕様にしました。
滑りやすい原因は汚れの付着・タイル自体の摩耗
老人ホームのエントランスのタイル床で転倒者が出たので、すぐ、弊社に防滑処理の依頼が入りました。
現場に行って、タイルを濡らして靴で歩いて実験すると、確かに、靴が、タイル2分の1枚分くらいずれて止まる感じです。
一応、床タイル上には庇はありますが、風が吹いたり、濡れた靴で歩いたりすれば、タイル自体の濡れが広がっていくので全体的に防滑剤処理をする必要があります。
床用タイルは、もともとは、滑りにくい仕上げになっていますが、経年変化による表層の摩耗や砂ほこり等が蓄積して汚れの層が出来てしまい、雨水で濡れると、より滑りやすくなってきます。
そのような理由から、介護の施設等では、定期的に防滑処理をすることが大切になってきます。
まずは、タイルの表層洗浄で、防滑剤の塗布をしやすく
はじめに、タイル上の汚れを除去します。タイル上に油分等の汚れが付着していると、防滑剤を塗布した時に弾いてしまい、均一な仕上げにならなくなるからです。
ポリッシャー洗浄後、汚水は一度バキュームで吸い取って、タイル表面を、ある程度乾いた状態にします。
これで、下地処理の完了です。
防滑剤は、一度に全面塗布せず、何カ所かに分けて処理するのがコツ!
防滑処理施工は、タイルの面積に準じて数回に分けて施工することが大切です。
防滑処理の間は、常に、防滑剤を塗布し続けて、ムラなく仕上げることが何より大事なので一度に大きな面積は施工できません。
ちなみに今回の施工箇所は3つに分けました。
まずはじめに、タイル4枚から6枚くらいで防滑剤の実際の効き具合をテストして、老人ホームの担当者にも参加して頂き、皆で、防滑の具合を確認してから塗布時間を何分間にするかを決定します。
この作業が、全面を均一に仕上げる上で大事になります。
ちなみに、今回は5分間でした。
また、防滑が効きすぎても、つまづきの原因(特に、すり足の場合)になるので、程よい仕上げにする必要があります。
一つ目の区分内に、一度防滑剤を塗布し始めたら、防滑剤が乾燥しないように、その区分を5分間、タイマーを見ながらひたすら塗布し続けます。
職員の方にも、最終チェック。 「これなら大丈夫」
各箇所の施工後、すすぎ洗浄をして、再度、ポリッシャーにて全面洗いをしました。
その後、バキュームにてタイル上の水分を吸引して終了です。
最終確認も、老人ホームの担当者に来て頂き、タイル上に水をかけて、雨天時の状況を作り、靴で滑り具合を確認して頂きます
何カ所かのタイルを水で濡らしてみて、「これなら大丈夫。」という回答を頂き、無事に終了することが出来ました。
秋は秋雨前線が出来て雨天続きが多くなるので、早めの対応で、転倒による重大な事故防止が大切になってきますね。
このトラブルを解決したサービスメニュー
その他の『石材・タイルの滑り止め処理』の施工例
- お風呂場のタイルが滑りやすい
- 黒御影石の本磨き仕上げは滑りやすい
- セラミックタイルのお風呂は裸足で一層滑りやすく
- 危険! 浴室床のタイルがぬめって滑る
- 黒御影石本磨き仕様の縁石で雨天時に滑って怪我する事故が
- エントランスのタイル床で転倒者、防滑処理剤ですばやくノンスリップのタイル仕上げ
- 白色セラミックタイルの防滑処理
- 介護施設のエントランス-タイル床へ滑り止め処理
- 駅ビルの犬走り部分の滑り止め
- 介護施設浴室の滑り止め施工
- ホテルエントランスの防滑処理
- マンションエントランスの滑り止め処理
- テナントビルの共用通路のタイル床滑り止め施工
- セラミックタイルの滑り止め処理
- エントランス縁石(御影石滑り止め処理)