会社概要
ご挨拶
「だれも石材は洗わないよ」―
それならうちでやってみよう!
清掃用の洗浄剤を探しているときに、ふとしたことから、石材用の洗剤やコート剤を見つけ購入し、何人かのビルメンテナンス業の知り合いに「石材の洗いはどうやっているの?」と聞いてみると、「だれも石材は洗わないよと言われてしまいました。
そのうちの一人は、過去に日常清掃時に石材部分でトラブルを起こした経験を語ってくれ、「石は怖いよ」と釘をさしてもらったことを覚えています。
確かに、ビルや店舗の外構の床周りを見比べると、建物の内側は、清掃が行き届いているから綺麗なのに、外はほとんど手を付けているようには見えなくて、石の色や柄が分からないくらいに汚れている建物が多いですね。
それならば、うちでやってみようということで、石材メンテナンス・クリーニング業を起こしました。
毎日が試行錯誤 ―
石材メンテナンスの奥深さを知る
はじめのうちは、毎日が試行錯誤で、メーカーの技術員に質問しまくりで、うまく仕上がらない時は、何日も手直しをしたりしながら、技術を向上させてきました。
石材クリーニングの実績を増やしていくと、今度は石材店からも石材クリーニングの依頼が入ってくるようになり、更にシミ抜きや補修といった課題も増え、より総合的な石材メンテナンスのサービスを求められるようになってきました。
石材店とお付き合いするようになってからは、いろんな石材トラブルの存在を知り、石というのは奥が深いんだなと改めて知り可能な限り対応するために、薬剤や機材を取りそろえていきました。
また、それらの使い方についても、「このシミには、この洗剤や薬剤を併用してこの機械ですすぎ洗いをするとか、「何と何をブレンドして湿布してみるなど、いろいろなバリエーションが増えてきました。
天然石ならではの現象や症状を
解消するために
天然石は字の如く、自然な素材で、通気性もあり柄も全て違うから天然なので、石屋さんは、自然なものということ強調しますが、一方お客様の方は、天然石とは頭でわかっていても、石、イコールタイル(吸水性が低い)のような感覚でいることが多く、そのギャップがトラブルになることがあります。
たとえば、濡れ色現象や、エフロ(白華)現象などは、石の持つ特性(通気性や吸水性がある)から来る症状なので、それらを解消するために、浸透性のコート剤も導入しました。
石材メンテナンス専門で26年間 ―
今後も限りある天然石を守っていきます
長い年月の中で、石材メンテナンスのいろんな依頼にも対応できえるような体制が整い、今では石屋さん以外に工務店や、設計事務所さんでは手に負えないような問題時には依頼を受ける存在になっています。
やはり、26年間の石材メンテナンス専門の強みと実感しております。
最近では、コーティング業者と提携も進み、石の文化財の維持・保存を今後の課題とし、歴史建造物の劣化防止にも取り組んでいきます。
天然石は、限りある資源なので、そのままでは、いつかは劣化し朽ちてしまいます。
保存技術を向上させ、今ある建築石材を末永く守り100年先・200年先でも維持していくことが弊社の課題です。
石材のメンテナンスで困っている方や建築石材を大切に末永く使っていきたい方は是非ご相談ください。
石材メンテナンスの専門家としての知識と経験、材料を駆使したメンテナンス方法で、天然石材を生かしながら石を再生し保護していき、お客様の満足のいくできる限りの仕上げに努めます。
代表プロフィール
大学卒業後、 証券会社へ入社。
金融の世界で仕事やビジネスの基礎を学ぶも、「自らの手でものを作ることで人に喜んでもらえる、一生続けられるような仕事がしたい」という思いから内装業に転職、ある現場で経験した石材のトラブルへの対応をきっかけに天然石の補修という仕事の必要性、面白さ、奥深さを知る。
その後石材メンテナンス業を起業してからは、延べ12,000件を超える現場を経験、石材店様、工務店様、清掃業者様、設計事務所様からのご相談を受け、建築石材特有のトラブルの解決や予防を手がける。
また、同じものが2つとない自然石材の維持・保護の大切さと石材メンテナンスという仕事の必要性を普及するために、小冊子や情報誌、顧客向け会報誌の発行を続けている。
自身のさらなる石材メンテナンスの技術向上に意欲を向ける実践家。
座右の銘は「石の上にも3年」。
代表 堀内 貢次
本社のある山梨は四方が山に囲まれ、山登りには最適なところで、休日は県内の山登りを楽しんで、山梨100名山達成目指して頑張っています。
一人娘の誕生と同じ年にケイアンドエスを創業して、26年がたちました。
同じように、すくすく成長するために、娘と同じ名前の会報誌、「もえぎ通信」を石材メンテナンス情報誌として毎月発行しています。