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製品塗布(石貼り前の浸透性吸収防止剤塗布)のお勧め
裏面からの吸い上げによる濡れ色現象
最近の新築物件では必ず使用される天然石ですが、石の特性上、避けて通れない石の症状として、裏面からの吸い上げによる、濡れ色現象や白華現象があります。
天然石の性質など知らないで、ただ高級だからという理由で天然石を外構部分に使用すると、施工後にお施主様とトラブルになる例が増えています。
これらは、弊社が石材メンテナンスをする上で最近のトラブルの上位を占めています。
例えば上記の写真のような濡れ色現象は、石材が呼吸をしている証しということなのですが、裏面に水分が回れば、当然水が表面にまで回ってきて、このように濡れ色現象を起こしてしまいます。
さらにモルタルのアルカリ水と反応してエフロ(白華現象)といった白い粉を噴く現象にも発展していきます。
こうなると、お施主様は、値の張るものを貼っているのに、なんでこんなシマ模様ができるんだと怒るのも当然ですね。
以前ですと、「裏面処理剤」を塗布する方法もあるのですが、これでも小口から水分を吸いこみ目地周りに濡れ色現象を起こすことが多いようです。
これらの症状は、石を貼る前に、製品塗布(乾燥状態の良い時に浸透性吸収防止剤というコートを塗布施工)することで防げます。
これから天然石を外構の床や壁の最下段部分に使用を考えていらっしゃる方は「製品塗布」を考えてみてください。
過去に実際にあったトラブルの事例についての詳細情報やそれらの対処方法について、情報をご提供したり、ご相談に乗ることができますので、ご必要な場合はお気軽にお問い合わせください。
また、既に、石材の濡れ色現象や白華現象が出ている物件では、現場の状態や立地条件にもよりますが、除去施工が可能な場合もあります。
こちらも、対処方法の案内や過去の施工実績がございますので、ご必要な場合はお気軽にお問い合わせください。